2015年9月28日月曜日

パパラッチとハッカー

2ヶ月ぶりにこのブログへ帰って来ました、インフェスです。

更新もせずに何をしてたかというと婚活に婚活に婚活です。(ウソです。)
趣味のバスケに全力を注いでました、バッシュ買ったり効率の良いドライブの仕方を試行錯誤したりと。
下手の横好きもここまでくれば大したもんだと自画自賛の日々を送っていたように思います。

さて、そんな何を高めたのかわからないこの期間、映画を何本か劇場に足を運んで観賞しました。
その中で面白かった二作品の感想でもと更新に至ったわけであります。





ネタバレ注意な感想になっているかも知れませんので一応の御注意を。




まず、一本目はけっこう好きな俳優、ジェイク・ギレンホール主演の『ナイトクローラー』です。

何と言いますか、面白いのですが薄気味悪さをさらりとやってのける作品です。
ジェイク演じる主人公、ルイスが事件・事故を映像に収め、TV局に売りつけて生計を立てる報道パパラッチという職業に出会い、その世界で成功を掴み取ろうとする様を描いた暗黒サクセスストーリー。

売りつける映像にさらなる過激と不幸を求めるTV局の無茶なハードルに一瞬壁にぶつかるも、淡々とルール無視なやり方で“求められる映像”を自ら創り出し、TV局側と立場を逆転させ自らの欲望を丸出しにした要求を突き付けるまでに成り上がる様に慈悲は一切ナシ笑
固い意志のもと一線を超えたという苦渋の決断といった「人としての尊厳」を微塵も描かない生々しさプンプンに臭わせるルイスの表情を生み出したジェイクの奇演に興奮しました。

他人の不幸は蜜の味ってレベルじゃねぇぞ!っといった今作の空間の中でも爽やかにダーティーなことをやってのけ、情なんてモノを別の惑星に投げ捨てたかのようなジェイクの演技による表情は嫌悪と恐怖を通り越して清々しさをもたらしてなりません。なので不気味過ぎるといった数々のレビューには賛同できますが、ボク個人として突き抜け過ぎて後味の悪さといったモノは感じませんでした。
(表情に加えて劇中のBGMもそれに一役買っているような気がします。)


二本目はドイツ発で大ヒットしという、ハッカー集団を描いた『ピエロがお前を嘲笑う』です。
邦題がクソみたいにダサいところにまんまと釣られて観に行ってしまいました。

物語は主人公のベンジャミンの自首シーンから始まり、ハッカー集団「CLAY」の結成から犯罪に染めるまでの自供を語りとして進んでいきます。

ベンジャミンは幼少期から“透明人間”と劇中で表現された日陰の人間で非リア充ドイツ人verといった感じでしょうか。そんな彼の唯一にして凶悪なまでの才能はプログラミング言語を完璧に操るまで磨き上げたハッキング能力を見出したリア充兄貴マックスとの出会いにより、CLAYが動き出して実行に移す様を描くと同時に自供シーンに戻り、作品全体を劇中で精査していく作りになっています。

これは観賞している人間に話題の提供とおさらいをしてくれる親切設計なんだと映画全体の構成だと思っていたのですが、テンポよく進んでいくことで気付かず、これがオチへのトリックに陥れる布石だったとは...

面白さにケチをつけるわけではなく、オチのどんでん返しでスリラー作品と思わせておきながらのさらなる大どんでん返しで一気に現実離れをしてしまい、個人的にはアクション映画になってしまったというのが今作の感想でしょうか。 ただ、楽しめる映画です!(ここ重要!


といったところで本日、お開き!
今週はIdleWildのライヴに行くので次回のネタはそれにしたいところ...

see ya!

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