2013年12月31日火曜日

Best Singles of 2013

朝のゴミ出しを手袋なしのサンダルで行ったら逝ったインフェスです。

おっと12月は3回目の更新だーっ!と個人的に無理に勢いに乗ってる感を出しております。
フルアルバムは新年一発目のネタにとっておいて、EP、単発音源からチョイスしたモノを載せていきます。

今年は何となくパンクっぽいモノをよく聴いた気がします。
10代の頃に脇目も振らずに良いバンドを探そうと意地汚い欲求が少し復活した気がしました。


Aspiga, Among Giants - Aspiga/Among Giants split 7"

ニュージャージーのAspigaとフロリダのAmong Giantsの両エモバンドによるスプリット盤EPです。
Aspigaの爽快感溢れるボーカルとギターリフでスタンダードなエモ感、Among Giantsの哀愁感たっぷりのもっさいサウンドとボーカルの対照的なバンド色を1枚で味わえるお得な1枚。
それとハードコアなシャウトで魅せる共通点もすごく良いんですわ、これ!
プロフィール画像でAspigaのドラムがLeftover CrackのTシャツを着ているのも選考対象なのよ!


Heroin Black - Heroin Fuckin Black

イリノイはShit-cago(笑)出身のアナルコパンク野郎2人組のゲットーな1枚。
Crack RockSteady関連を適当に漁っていたらなんか出てきましたよw
ノイジーでズタズタでわめいている様が何ともたまらなく、おそらく去年のテンションなら無視していた連中です。一応はリリックはあるようです。


COMRADES - WE GOT THIS!!!

おそらくはNYCのバンドで5人組のヒッピーなCrack RockSteadyな人達のフルアルバム。
ワイワイガヤガヤなCrack RockSteadyを披露してくれてますが、とても全曲は聴けたもんじゃないw
bandcamp中に自分たちがイケてる5曲を挙げてるんでEP扱いでのご紹介。絞った5曲のうち、特に1,2,5はあんたらイケてるじゃん!とヒットしたのでチョイスしました。影響を受けたバンドにINDKって載せてたことも大きなウエイトを占めてますw
Star Fucking Hipstersが好きな人は聴けるかなと思いますんで、Free DLで全部ゲット!


Zero Gain - Slow Thinking

フランス産のいそうでいないドストレートなパンクバンド4人衆、2013年のベストパンクです!
ガレージっぽいのとパワーポップなギターエフェクトがすごくツボに入ってたまらず昇天。
全曲良い!このバンドに出会った当初はbandcampで7曲全て聴けた記憶があって...
いつのまにかよ、よ、4曲だけ!?と困惑、葛藤の末、普段買わないレコードをこのユーロ高が進む昨今、Tシャツも一緒に購入してしまった惚れこみようなんです...


Magic Man - You Are Here

マサチューセッツのエレクトロニカポップバンドで、やっぱりこの類のサウンドも外せません。
海外ネットのラジオで流れてきたそれはまさにドリーミン!キラキラピコピコ艶あるボーカル!
出身が被っているせいか音楽性もPassion Pit似ていて日本人好みな連中なんじゃないでしょうか。
サマソニあるで... という臭いをプンプンさせてる感じが大好きです。


Two Weeks Running - Waste Of A Day


マンチェスターからゴキゲンなロックチューンで颯爽と登場なお待っとさんなUKバンドです。
曲単位ではこの「Inhale/Exhale」がベストでしょうか。曲の立ち位置的にはシングル曲のカップリングなポジションなんですが... このオリエンタルアジアンテイストなギターと同じフレーズをサビでしつこいくらい連呼する構成、大好きな要素を詰め込み過ぎててくれて、もう... イヤッッホォォォオオォオウ!
それでは彼らのご尊顔を...



声からして右端で偉そうに腕組んでるのがボーカルに見えますよね。
彼、担当ドラム。
左から2番目のモブっぽい青年があのナイスな声でフレーズを繰り返してくれるバンドの中心人物です。





Two Weeks Runningの紹介ができたのでこれにてEP、単発編は終了です!
今回からbandcampとSoundcloudを使って挙げてみましたが、YouTubeでやるより全体が
シュッとした!様になりますね。
人目を浴びないサウンドを見つけた際は音源さえあればこのスタイルの方が見栄えとハッタリが効きそうな感じなので今後もこの様式で。

というわけで、2013年のアップはこれでお終い、本年もお世話になりました。
新年はちゃんとメジャーどころも聴いてるぞとアピールができるフルアルバム編でお会いしましょう。


see ya!

2013年12月28日土曜日

Two Months a Cinema pt.2

極上の至福を満喫中のインフェスです、はりうー!

11月と12月に観た映画の感想をまたさらりと綴りたいと思います。
今回は二ヶ月で4本を観賞しに劇場へ足を運びました。


セブン・サイコパス
漢の色気全開のファレル・こりん主演のクライム・コメディ映画。
作家である主人が脚本に悩む中、7人のサイコ野郎をネタに新たな物語を創っていこうとする内容。
映画としての脚本とストーリー中に創り上げようとする脚本がリンクする様が非常に楽しめたのよ!
サム・ロックウェルのおちゃらけクレイジーな様は『月に囚われた男』で固められた勝手なイメージを良い意味でブチ壊してくれました。 サイコなスティーブ・ナッシュなルックスw
そーいや、1週回って大好きなファレル・こりんの映画を劇場で観たのは『S.W.A.T.』以来だな~


フィルス
ナルニアのタナムスさんが汚職なジャンキー刑事を演じたトレスポファン待望の作品。
いかにもイギリスっぽい皮肉で下品でパンクな内容にグラスゴーに乾杯!と叫びたくなる衝動に駆られましたw
最初、ポスターを見たときにラッセル・苦労だと思った人ってボク以外にもい、い、いましたよね?(挙動不審)
無様でいてカッコいい矛盾な衝撃ラストを見逃すな!
観賞後はヤクなんてやってないのに自分がお洒落な人間だと錯覚させられるトリップ作品!


ゼロ・グラビティ
ラジオたまむすびで町山さんが推して説明していたためこれは観ないと!で劇場に向かった映画。
静寂で包まれた空間で起こるサバイバルな展開に「頑張れ!」と心の中で叫ばずにはいられない手に汗握る内容でした。壮大な宇宙という舞台を巧み演出した映像に俳優が殆ど存在しなくてもこんなにも大作と思わせるモノを創れるんだな~(ポカーン)と感じさせられました。
お時間ある方はDVDではなく是非とも劇場でご鑑賞ください!と太鼓判をドンと。
無重力でもジョージ―・クルーニーの歯は白く輝いているんだぜ!


自由と壁とヒップホップ
観賞ホヤホヤな一品!
パレスチナとイスラエルという関係性には昔からすごく興味があってどうしても年内に観ておきたかった映画。
パレスチナ初のヒップホップグループ“DAM”を中心に複雑で理不尽な抑圧的な環境でリリックを刻む連中にスポット当てたドキュメンタリーなんですけど、自分たちの次の世代を担うキッズ達へのメッセージをそのキッズ達が声を出して返す姿がなんとも印象的でした。
欧米文化に厳しいイランでインディロックに青春預ける連中を撮った『ペルシャ猫を誰も知らない』と相通じるモノを感じました。
イメージフォーラムで販売していたサントラは完売したそうでw すげぇ!
誰がテロリスト?
俺がテロリスト?
ここは俺の祖国だぜ!



と2013年の劇場観賞を締めさせて貰います。
キックアス2までは来年は映画館に行かなそうかな...

それと年内にベストなシングルEPやら単発音源やらを挙げておかなくちゃ!
フルアルバム編は今回も新年になりそうです... 特に予定が詰まっている人間じゃないんですけどね。

see ya!

2013年12月9日月曜日

GrowとHey youで跨いだ恵比寿

今日の朝からまた一段と冷え込みな寒空の下ボコry)、いかがお過ごしですか? インフェスです。

久しぶりにライヴに行ってきました。思えば2013年は全くと生な現場に足を運ばなくなりました。
しかも、今回は2つのイベントをハシゴするという荒技を敢行してみたんですよ。

あれは11月30日(土)のことだったかな...

まずは、「Hostess Club Weekender」にてDeloreanを拝みに昼間からおしゃんてぃーな町、恵比寿にある恵比寿ガーデンホールへ。着いてびっくりの客層の3割弱は外国人。
そして、さらに驚愕!隣のホールではNAOTO KINEのライブがっ!?
でも、冷静に思い返したらそんなにびっくりはしていなかったなと... 活字を稼ぐため盛る感じでご容赦を。

目的は出演5バンド中のTemples、Delorean、Okkervil Riverの3バンドなので緩い気持ちで臨みました。話題のTemplesはやはり人気で初っ端なステージを任されながら、かなりの人を動員していて、Inter FMで聴きまくった「Shelter Song」を最後にかまし盛り上っていましたね。

そして、本日のお目当てDelorean!
会場のオーディエンスの隙間といったら広いこと、広いこと、悲しいことに。
おかげで最前列から3列目まで足を伸ばして楽しむことができましたよ!
ふんわり神々しいダンスロックなサウンドを3年ぶりに体感しましたが、やっぱりイイですね!
スペインの血なのでしょうか、『音の深いところに情熱的なラテンのノリを感じられる!』気がしてならないんですよね、彼らのパフォーマンスは。とぶった感想を言えるくらい良かったです。
前作からの渾身、スパニッシュより愛を込めて(インフェス談)の「Grow」で逝ってきました。


お目当てが終わり、一旦会場から外に出てぼけーっと恵比寿で愛を育むカップル達を羨まし気に見つめて休憩しているときに友人FADIGAが韻シストのライヴで代官山にやって来ることを思い出し、ダメ元当日券の入手可能性を聞いてみることに。

結果、駆け込みでチケットを予約という手段があるとの情報を貰い、急遽行ってみることしました。
強引にでもきっかけを作らないと今後、韻シストを観ることはないなという心情での決断でした。
本当はDelorean後のテンション良好なノリなんだけれども、秘密ということで。

はい、代官山LOOPにやってきました。
入口には人の列、中に入ればせまい箱にたくさんのお洒落な人。BOY-KENみたいな人がたくさんいたらどうしようと到着前には不安でいっぱいでしたが、シュッとした男性陣にハットを被ったカワイイ女の子がそこにはいました。


はてさて肝心の主役である韻シストはどうだったかと申しますと...
日本語ラップを笑いの一種と嘲笑っていた自分の価値観を変えてくれました。
バンド編成でジャズっぽいサウンドがそうさせたのかもしれませんが、リリック回しに感銘を受けたとか受けないとかいう衝撃。 そして、MC BASIのカッコ良さ。
10分ぐらいで飽きるかなと思ってましたが、ラスト30分ぐらいまでは飽きませんでした。
彼らの事をあまり知らないので、数曲は同じモノに聴こえましたが、緩く楽しむライヴの良さというのはこんな感じなのではないかと自分に答えを出せた気がしたんですよね。


そんなこんなで全く毛色の違うライヴをフェス以外で楽しむことができた一日でした。
Thanks FADIGA!

最後にひとこと。

『音楽ってええなぁ。』

see ya!