2014年1月31日金曜日

NBA ALL STAR 2014 にみる、オールラウンダー全盛期の到来。

至福に酔いしれ、緩んだ顔を締めることのできないインフェスです。

久しぶりにNBAネタで投稿しようと思います、お付き合いの程を。


開幕前にチーム下馬評やら注目プレイヤーに触れずに、シーズンも折り返し目安のオールスターに近づいてしまいました。そのオールスターのスターターで遂にあるポジションが東西両軍にいないことに気付きました。




















昨今の戦術におけるトレンドなのか、オールラウンダ―という90年代後半に増え始めた2メートル以上でガード並みのハンドルとアウトサイドのシュート力を身に付けたタイプが現在のNBAにおけるスター選手の特色がみてわかります。
つまりフォワード時代全盛がやって来たんだと!

ボクがNBAのどハマりしていた学生時代は最もスター選手の力を誇示させる数字であるスコアリングランキング上位には、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン、トレイシー・マグレディー等々のポジション別に頂点に君臨しているプレイヤーが存在し、その得点の取り方も千差万別の個性が溢れていたように思います。

このようなポジション不問なトレンドの要点をいくつか挙げて、あーだこーだと語りたいと思います。




・平面は立体を制す
かつての強豪チームはドスンと存在感とスタッツを残すビッグマンがいるチームにアドバンテージがあることが多かったと思います。二度目のスリーピートを達成したブルズを除けばチャンピオンリングを手にしたチームには有能な7フッターが多く存在していました。
変革期はチームUSAが国際試合で勝てなくなった辺りだったと個人的に思います。
チームUSAの命運を任されたコーチKはカレッジばりの走れる選手をチョイス、戦術に組み込み、有能なビッグマンを要する欧州勢や南米のチームを以前のような大差で勝利するチームを北京五輪で完成させました。
特に元来のポジションはSFであるレブロン、カーメロあたりは各国のPFやCとマッチアップする場面も多く、ディフェンス面で苦戦を強いられるのでは?と戦前の評価もスピードとフィジカルで問題なくこなしていた様に見えました。

・スターガードの怪我
これは最近のNBAの中継で解説の倉石平さんも語っていたことなんですが、本来ゲームをコントロールすることが最優先のガードプレイヤーが戦術のせいか能力を見込まれてスコアリングを第一にプレーする選手が増え、ゴールにアタックするという明らかに体格差のあるゴール下を主戦場とするプレイヤーとのフィジカルコンタクトによる怪我が増えていることもフォワード陣の成績突出させている要因とわかります。
D・ローズ、R・ウェストブルック、D・ウィリアムズと今シーズンは怪我に泣かされている一線級のPGが多く存在している現状です。

・ネット環境の普及によるプレー幅の向上
これは大きいと個人的に思います。その昔はある程度の身長があればそれだけで重宝され、器用貧乏でもチームから必要とされていたビッグマン達。ただ今のキッズはネット上で様々なプレーミックスを動画で得ることができるようになり、いざ高校生になったら208cm!でも幼少期に身に付けたハンドルとシュート力は今も健在。もてはやされた高校生スターは大学へ!その大学には自分のような器用なヤツがたくさんいる!
こんな環境にいたらさらにその能力に磨きをかけますよね。

これからみるにある程度の体格を有していながらもポジジョン別に任せられていた仕事を器用に難無くこなすフォワードプレイヤーがスタッツを残し成り上がる様が顕著に表れているのが...
現在のスタープレイヤーの条件なんだと。

これがバスケットボールの最終形態なのか?
あるいは支配的なCの復権はあるのか?

海の向こう高校生たちのとんでもプレーでお別れです。


see ya!

0 件のコメント:

コメントを投稿