2011年11月13日日曜日

カモッラの恐怖

昨日はバスケがなかったため、完全にヒキモリの音楽全開の読書タイムを過ごしたインフェスです。

金曜の夜に友人2人と渋谷で待ち合わせ、『 ゴモラ 』を観てきたんですが...コワ過ぎワロタな内容でした。





イタリア南部ナポリを拠点を置く、犯罪組織“カモッラ”の実態を描いた小説「死都ゴモラ」をベースにしたドキュメンタリータッチな映画です。 とにかく劇中では利潤のため、簡単に人を殺す恐怖が映し出されます。

この原作の小説の著者、ロベルト・サヴィアーノは実際に組織に潜入しこの作品を発表したそうで、2006年以降24時間警察の保護下に置かれる生活を余儀なくされているそうです、恐ろしや((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

複数の主人公の視点が交錯する形式ではなしが進むため、先に原作やパンフレットに触れないと少々難解な部分があるとは感じたものの、カモッラという組織の恐ろしさを伝えるには十二分なつくりになっていると素人目ながら作品として楽しむことができました。






簡単にその複数の主人公を挙げていくと、


・トト
サビオラ似の少年。抗争が絶えない町に生まれ、自身も早く組織の一員なりたいと考え、劇中に度胸試しの儀式を受けて、組織に入り、悪事を手を染めていくことになり...

・ドン・チーロ
組織の帳簿係で、組織の家族や遺族に給料を手渡しにいきながらも自身は深入りせずに一定の距離を置く。
ある事件がきっかりで身の危険が迫り、対抗勢力側につこうとするが...

・ロベルト
大学を卒業後、就職難なこのご時世に運よく産業廃棄物処理会社に就職。高収入なうえ安定していたかに思えた仕事も次第に廃棄物処理の実態を知り、自身の理想とあまりにひどい実態のギャップに悩み、決断をすることに。

・パスクワーレ
有能な仕立屋ながらも、自身の能力は組織において過小評価をされていると疑問を感じ、その技術を自分の能力を買ってくれた中国人に協力し、組織に黙って大勢の中国人針子にレクチャーしていくことなるが...

・マルコとチーロ
組織には所属せず、ケチな悪行を繰り返してる2人組。ある日、組織が隠してた武器庫を見つけ、テンションがあがるままに武器を盗み出す。それが組織にばれ、練りに練られた組織の制裁を受けることに...


こんな感じのオムニバス形式な5つのエピソードを織り交ぜて作品は進行していきます。
実際に観て貰えばわかると思うんですが、下手なホラー映画よりコワいです。(色々な意味でw)

それと劇場の仕様なのか、作品上の演出なのか、とにかく銃声がデカい!
少しダレるシーンもあったりして気を抜いていると、突如としてその銃声はやってきます。

内容的には満足のいく作品でしたが、友人を誘って観る映画じゃないと少し後悔しました。
でもその後友人共に喰らったヴァーグの美味さにその引け目を自分の中で流しましたw

ただ、知りたいという人間の好奇心を満たしてくれる作品だとは思うので、原作に触れるかパンフレットで予備知識を仕入れて観ることをお薦めする作品であることをもう一度を伝えておきたいと思います。

映画「ゴモラ」予告編


気が向いたら小説の感想も載せたいと思います。
次は『 マネーボール 』を観て、12月公開の『 宇宙人ポール 』で年内を締められればいいかなと。

see ya!

2 件のコメント:

  1. 改めて日本は平和だな、と思いました。
    マフィアの仕事に加担したら絶対に逃げられないLive or die
    Fuckin japくらいわかるよバカ野郎!!
    ってレベルじゃねえぞ!?

    one day one life 誰のため?自分のため?
    one for da money,two for da money,three for da money.

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  2. >MILO
    付き合ってくれよんkす!
    最近は色々とおかしいけど、まだ日本は平和ですね。

    このイタリアは大昔じゃないってのが恐ろしいね。
    ほぼ自分のためによゆーで人を殺す感覚を往来する地域。

    ベルルスコーニが辞めたんで少しはマフィアの力は弱まるのかなと思う、今日この頃。

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